沖縄・宜野座の阪神1軍キャンプに、陽川尚将内野手(28)が2人? 第2クール3日目の9日、メイングラウンドで行われたウオーミングアップに、背番号「55」の選手が2人…。

実は陽川本人と、もう1人は陽川にそっくりの藤本通訳だった。

藤本通訳は新加入のボーアらの通訳を担当しているが、陽川によく似た風貌に選手たちは大爆笑。ナインのウオーミングアップに自然にとけ込んでいた。

矢野監督の発案だったようで、藤本通訳は「入団当初から似ていると言われていて。自分は大丈夫なんですけど、陽川さんに非常に申し訳なくて…」と恐縮気味。それでも陽川から借りたというユニホームもピッタリで「みなさんに笑ってもらえて良かったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

今キャンプで毎日行われている「ワンデーキャプテン」は、この日は野手が陽川、投手が岩崎。岩崎はガルシアから「はんしん キャプテン」と手書きされた、白地の体育帽子を手渡され着用。投手陣は笑いに包まれた。

ガルシア自身もその帽子をかぶり「今日の主役」と書かれたタスキを肩から掛けるなど終始ご機嫌で、練習前からチームは和気あいあいとした雰囲気だった。