阪神伊藤隼太を一喝「野球で答えを」川藤節で猛ゲキ

  • 12年、川藤幸三OB会長(左)と談笑する伊藤隼
  • 17年、自主トレで川藤幸三OB会長(右)とあいさつを交わす長坂(中央)ら

虎よ、試練乗り越えんかい!

阪神川藤幸三OB会長(70)が5日、日刊スポーツの電話取材に応じ、新型コロナウイルスに感染した伊藤隼、藤浪、長坂の3選手と、活動休止となっているチームに猛ゲキを飛ばした。

川藤OB会長 自分自身の脇が甘かったんだから、何も言い訳はできない。

まず一喝したのは、この日退院が発表された伊藤隼だ。藤浪や長坂らと罹患のリスクがありながら参加した3月14日の合同食事会など、一連の行動も踏まえて厳しく指摘した。その上で「退院したのだから」と心からの言葉で呼びかけた。

川藤OB会長 やるべきことはひとつやから。これからどうしなきゃいけないのは、本人が、隼太自身が一番、十分に分かっていること。野球で答えを出すしか方法はないんだから。打席で打つしかないんだから。そりゃ、やってもらうしかない。野球選手なんだから、ほかで答えの出しようがない。

藤浪と長坂は入院中。まだまだ退院のメドが立っていない2人にも、心からの熱いメッセージを送った。

川藤OB会長 晋太郎にしても長坂にしても、とにかく1日も早く治して、マウンドに立ったり、打席に立ったりグラウンドで勝負するだけやから。そういう風にしてファンに対するお返しをしないと。それしかない。やれるはず。やれないヤツに、そういう試練は与えないよ。

チームは活動停止中。最短9日の再開を目指すが、不透明な状況が続く。「タイガースだけじゃなく、他の11球団も同じ」と前置きしつつ、力を込めた。

川藤OB会長 スポーツもいろんな職業があるけど、日本では、ファンが一番関心が強いのは野球だと思う。それに携わっている選手たちが注目を浴びている限りは、それに応えないといけないわな。

依然、開幕日は見えず、阪神ナインも調整の難しい日々が続く。だが、チーム一丸で試練を乗り越え、開幕した時にファンに希望と勇気を与えることがプロ野球選手の使命。チームを、後輩を、そして野球界を愛するがゆえ、ブレない川藤節は熱かった。【只松憲】