2番+暑さ=本塁打増産! DeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、得意な“定位置”で特大本塁打を放った。6日の日本ハム戦(横浜)に「2番二塁」で先発。1回無死一塁、日本ハム先発杉浦の直球を捉え、無人の左翼席最上段へ運ぶ先制2ラン。3月中旬に右手首を痛めて以来、久々となる実戦での1発に「ゼンゼン、チョースゴイ!」と喜んだ。

数字は雄弁に語る。2年連続本塁打王の内容を見ると、41発の18年は、2番で48試合出場し20発で、2・4試合で1発のペース。その他打順59試合は21本塁打で、2・8試合で1発ペース。また43発の19年は、2番で25試合・10本塁打で2・5試合に1発ペース、その他打順は116試合・33本塁打で3・5試合に1発のペースと、いずれも2番でハイペースに増産。当人も「ここ2年は2番が多いし、すごく慣れている感じはあります」という。

また異例の6月開幕となる今季、中南米プエルトリコ出身のキングには「暑さ」も歓迎する要素だ。18年は7月9発、8月11発、9月10発と41発中30発をまとめ打ち。19年も7月4発、8月6発、9月10発と、43発中の約半数の20本をマークしている。「寒い時期に始まるのとは全然違う。暖かい中でやるのがいいよね」と笑った。

ラミレス監督も「2番でソトが積極的に行って、3番オースティンが四球を選ぶ。かなりいいんじゃないかな」と満足顔。来週からは「2番オースティン、3番ソト」を試すことになるが、数字も証明する「2番ソト」が、かなり強力なオプションとなりそうだ。【鈴木正章】