阪神岩貞祐太投手(28)が5回6安打2失点の力投で開幕ローテ入りをアピールした。

1回1死満塁から5番松田宣に先制の左前2点打を献上。それでも2回以降は力みを和らげ、残り4イニングを無失点でマウンドを下りた。

「立ち上がりに失点してしまったんですけど、原口がうまくリードしてくれて、試合を作れた。その点は良かった。どの打者も1発があるので怖かったのが正直なところですけど、そこも原口のうまいリードでなんとかかわしながらいけたので良かったです」

5月31日の紅白戦では3回4安打3失点。この日は140キロ台中盤の直球に力があり、スライダーのキレも良く、5奪三振2四球と及第点の内容だった。

岩貞は3月の一時期は中継ぎに配置転換されていたが、同じ左腕の高橋がコンディション不良で開幕ローテ絶望的となったチーム事情もあり、先発に再転向されていた。

現在、開幕ローテは西勇、青柳に加え、ガンケル、秋山にも当確ランプが灯っている状況。残り2枠を懸けた競争の中、岩貞が生き残った。