中日のドラフト1位石川昂弥内野手(19=東邦)が1軍に初昇格することが11日、分かった。

同日の広島戦(ナゴヤドーム)で不動の三塁手だった高橋が左太ももを負傷し、復帰まで3週間から1カ月程度かかる見込みとなった。試合後に1、2軍首脳によるミーティングが行われ、今季の高卒新人では12球団最速の1軍昇格が決まった。12日の広島戦(同)に向けて出場選手登録されるもようだ。

石川昂は春季キャンプで2軍スタート。途中、与田監督は1軍練習試合での起用を検討していたが、右肩腱板(けんばん)炎のため見送られ、調整が遅れた。ウエスタン・リーグでは「4番三塁」で全9試合出場。2日オリックス戦(ナゴヤ)で公式戦初アーチを放つなど、31打数8安打、打率2割5分8厘、1本塁打だった。石川昂は「だんだん(プロの球に)慣れてきている。試合の中でも自分のスイングができていると思います」と話していた。

当初は18年ドラフト1位根尾とともに主軸候補として英才教育する方針だったが、緊急昇格。背番号2が本拠地でデビューすることになりそうだ。