ソフトバンク200人検査 陽性出れば楽天戦中止へ

  • 西武戦が中止に決まった福岡ペイペイドーム(撮影・今浪浩三)
  • タマホームスタジアム筑後では消毒作業が行われた(球団提供)

ソフトバンクのチーム全員約200人が2日、臨時のPCR検査を受けた。前日1日、2軍調整中の長谷川勇也外野手(35)の新型コロナウイルス感染が発覚。1日夜にファーム施設にある寮から通う1軍選手ら7人が緊急で同検査を受け、全員が陰性と判定された。4日からの楽天戦(楽天生命パーク)に向けて3日に仙台に向かう予定だが、この日の検査結果判明は3日以降。1人でも陽性判定が出れば移動はできず、楽天戦は中止に。2軍選手の発熱者が発覚するなど、予断を許さない状態は続く。

暗く静まりかえった本拠地に、不気味さが漂った。ソフトバンクはチーム全員約200人が、ペイペイドームと筑後ファーム施設に分かれて、一斉にPCR検査を受けた。1日に2軍調整中の長谷川のコロナ感染が発覚。徹底した検査を実施し、ペイペイドームとファーム施設の消毒も行った。

ファーム施設にいる寮生を経由して1軍選手に感染する可能性があり、2日西武戦(ペイペイドーム)を中止にした。さらに、対象の1軍選手6人とスタッフ1人に対して1日夜に緊急でPCR検査を実施。この日、7人全員の陰性を発表した。オンライン会見で三笠杉彦取締役GM(46)は「1軍(の予定)については、現時点で明日以降は予定通り行います」と説明。3日にペイペイドームで全体練習を行った後、仙台へ空路移動して楽天戦に備える。2日連続で感染者が出る最悪の事態は免れた。

しかし、安心はできない。2日に受けた1軍選手の検査結果は、3日の仙台移動前に判明予定。「陰性判定が出てから移動することになる」と三笠GMは見通しを明かした。陽性判定が出た場合は「NPBガイドラインに沿って協議することになる」と最悪、楽天戦を中止する可能性は残る。

2軍については結果の判明が4日以降になるため、4日予定のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)について「現実的に厳しいと広島さんには伝えている」と中止する方向。さらにこの日、2軍で発熱など体調不良を訴えた1選手が寮内で「隔離」されるなど、新たな不安材料も出てきた。

三笠GMは今後について「これからコロナ対策をたくさん見直すことをしっかり議論していかないといけない」と話した。首位のチーム成績とは裏腹に、不安を抱えたまま前に進まざるを得ない状況となった。【浦田由紀夫】