阪神が接戦を制して連勝した。同点の8回1死二、三塁で糸井が右中間を破る適時二塁打で2点を勝ち越した。さらに大山も中前適時打で加点。DeNAを突き放して、甲子園で5連勝だ。眼下の敵だった3位チームとの対戦で圧倒して、2位を死守。貯金は再び今季最多タイの4個となった。

矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-前日21日に続き、6回に追いついて8回に勝ち越し

矢野監督 本当に全員が、投手も野手も全員が一丸となって、うちらしい野球ができました。

-近本は最近、本塁打が目立つ

矢野監督 そうですね。効果的なところでね。全然打てないところからハルト(高橋)が出て、ホームランというね。効果的なホームランでしたし。近本は体は大きくないですけど、ホームランも打てるんで、どんどん打ってほしいです。

-糸井が大活躍

矢野監督 嘉男のいい顔を久しぶりに見られて僕もうれしかったですし、嘉男自身も、出られないときにもしっかり準備してやってくれてたので。嘉男にとっても、チームにとってもいい日になったかなと思います。

-先発高橋は

矢野監督 ちょっと立ち上がりからピンチをたくさん作ってしまったのでね。どうしても疲れとか、バッターが慣れてくるというところで。もちろん粘ってほしかったけど、いい部分ともう一つのところと、両方あったかなと思います。

-馬場は打者1人で岩貞にスイッチ

矢野監督 そうですね。打ち取っても代えるつもりだったので。岩貞も中継ぎでずっといい形で、ラッキーボーイですし、チームの流れを変えてくれていますし。本当にみんなが素晴らしい投球をしてくれました。

-岩崎も2戦連続勝利

矢野監督 ボール自体は後半にきて良くなっている感じがするので。これからも優に頼るところはあるかなと思います。

-3カードぶりの勝ち越し。明日へ向けて

矢野監督 僕たちはもう目の前の試合を勝つ、ジャイアンツへの挑戦権をつかむというところが今やることなので。今日みたいな試合で全員でつないで、まず2つ取れたんで明日しっかり取りたいと思います。

-糸井のチーム打撃

矢野監督 チームのためにっていうのは結果そうだけど、みんなそう思ってやっているしさ。かえしたい一心じゃないの? チームのためというより、自分のためっていうのもあるしさ。ずっと試合に出ている選手が出られへんっていうのは悔しい思いというか、モヤモヤした時間を過ごしているんでね。全部の気持ちを持って打席に立って、打ったということじゃないかなと思う。

-8回は代打陽川から。代走江越の足もあった。

矢野監督 全部絡んだよね。陽川が出てくれたから大賀(江越)を代走に出したし、大賀やからセーフになってくれた。健斗(糸原)もしっかり。前にバントを失敗あったんで、あそこもすごく嫌な、打っている方が気持ち的に楽な場面なんだけど、しっかりバントを決めてくれて。で、嘉男(糸井)が決めてって。流れが本当にあったし。ピッチャーもそういう流れをしっかり作れたんで。聖也(木浪)も捕らないとダメなエラーがあったけど、最後にいいプレーで取り返してくれたんで。そういうところでは全員で戦えたという手応えがある試合かな。

-救援陣が安定していることで終盤に流れをもってきやすい

矢野監督 もちろん、先発が長く投げてくれればいいけど、いまの投手陣は(誰を)出しても自分たちで割り切れるというか任せるしかないのでね。自分のなかでは何の迷いもなく、送り出せるんで。そういうところでは頼もしく思っています。

-甲子園でやる強み

矢野監督 お客さんに入ってもらってね、きょうでも盛り上がるしさ、チカ(近本)の本塁打でもすごくより声援というか、静かに応援してくださいというところなんだけど、メガホンたたいたり、みんなの思いは届いている。たくさん入ってもらってその中でやるのはいい。それが甲子園というのは最高の場所なんで。