巨人岩隈久志投手(39)が今季限りで現役を引退すると19日、発表された。99年ドラフト5位で近鉄に入団。05年からは楽天に移籍し、12年からは大リーグのマリナーズで通算63勝を挙げた。19年から巨人に入団し、8年ぶりに日本球界に復帰したが、右肩痛の影響で2年間1軍登板はなかった。09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では世界一に貢献するなど、日米通算170勝をマーク。平成を代表する右腕が、21年間の現役生活に別れを告げる。

◆岩隈久志(いわくま・ひさし)1981年(昭56)4月12日、東京都生まれ。堀越から99年ドラフト5位で近鉄入団。04年最多勝、最高勝率、ベストナイン。同年オフにオリックス移籍直後、金銭トレードで楽天移籍。08年は21勝を挙げて投手3冠に加え、MVP、沢村賞。10年オフに入札制度で大リーグ移籍を目指すも、交渉決裂で残留。11年オフにFAでマリナーズ移籍。15年に無安打無得点。18年はメジャーで登板機会がなく、同年オフに巨人移籍。今季推定年俸2000万円。190センチ、95キロ。右投げ右打ち。