日本ハム吉村浩ゼネラルマネジャー(GM)が22日、札幌ドームで取材に応じ、26日のドラフト会議で苫小牧駒大の本格派右腕、伊藤大海投手(4年=駒大苫小牧)を1位指名することを明言した。

伊藤は北海道鹿部町出身。本拠地移転後、日本ハムが北海道出身の選手を1位指名するのは初めて。道内の高校、大学出身者では、06年の高校生ドラフトで1巡目指名したヤンキース田中将大投手(31、当時駒大苫小牧)以来となる。

「NO・1投手として評価しました」と説明した同GMは「今年のリーグ戦の成績に限らず、昨年までの投球内容、特に国際試合、ジャパンにおいての投球内容を評価しました。先発、クローザーとしての適性までも併せて評価しています」と高い評価を口にした。

 

◆伊藤大海(いとう・ひろみ)1997年(平9)8月31日、鹿部町生まれ。鹿部小2年から野球を始め、鹿部中では函館東リトルシニア所属。駒大苫小牧2年春のセンバツ初戦で創成館(長崎)に完封勝利。16年駒大進学も17年苫小牧駒大に再入学。18年全日本大学選手権は初戦で日本文理大に完投勝利。18、19年侍ジャパン大学代表。家族は両親と姉、弟。176センチ、80キロ。右投げ左打ち。