楽天がCS争いへ手痛い連敗を喫した。CS圏内の2位ロッテまで3・5ゲーム差の4位。

先発した涌井秀章投手(34)は、7回7安打4失点、112球の粘投も打線の援護が及ばず、今季4敗目を喫した。三木肇監督(43)は「選手たちは本当に最後まで諦めずに頑張ってくれている。追いつけないというか…。選手は頑張ってくれているから何とかしたい思いしかない。涌井も粘ってやってくれているんですが…。うん」と無念さをにじませた。

投打の柱はリーグ屈指の働きを見せ続けている。この日は敗戦投手に沈んだ涌井はここまでリーグ単独トップの11勝をマーク。主砲の浅村は3点を追う8回に14日ロッテ戦以来となる32号ソロで追い上げムードを演出。32号で日本ハム中田を抑えリーグ単独トップに躍り出た。球団では07、09年の山崎武以来11年ぶり2人目となる節目の100打点にも到達した。三木監督は「本当に状況はこういう形になっているが、1戦1戦、明日の試合もしっかりと準備して、チームで。3つ負けるわけにはいかない。しっかり、チームでいきたい」と話した。