巨人宮国椋丞投手(28)が、来季の戦力構想から外れていることが10日、分かった。現役続行への意思は強いとみられ、他球団でのプレーを模索することになりそうだ。

宮国は10年ドラフト2位で入団。プロ2年目に先発ローテ入りし、13年には開幕投手を務めた。今季もエース菅野とともに自主トレを行い、先発再転向を目指したが、1軍では主に中継ぎとして21試合に登板。7月には4試合連続無失点でブルペンを支え、8月1日の広島戦からは3試合4イニングで9三振を奪った。今季は0勝0敗、防御率5・33で、プロ通算205試合に登板し、21勝21敗1セーブ、防御率3・59。

10月6日に右肩コンディション不良で登録抹消になり、その後は1軍登板がなかった。現在はリハビリ中だが、すでにキャッチボールを再開し、来季のプレーに支障はないとみられる。巨人は2日に藤岡、田原ら支配下選手4人と育成選手10人の計14人に来季契約を結ばないことを通達した。