ヤクルトから今季限りで戦力外となっていた上田剛史外野手(32)が、2日までに現役引退を決意した。

1日まで練習を続けていたが、球団側に「トライアウトに出ないで、引退することにしました」と連絡を入れた。上田は関西から06年高校生ドラフト3巡目で入団。今季は開幕1軍スタートで、53試合に出場し打率1割2分5厘だった。

守備固めや代走だけでなく、ベンチを盛り上げるムードメーカーとして、ベテランと若手をつなぐ存在感があった。「野球が好きなのには変わりはないから、野球ができるところがあればしたいと思う」と話していたが、球界を去る決断をした。