エイジェックスポーツマネジメント(本社・東京都千代田区)は14日、今年4月に栃木県小山市に「NPB養成専門アカデミー」を設立すると発表し、オンラインでの会見を行った。

元西武の中崎雄太氏(29)が技術指導、元巨人の星野真澄氏(36)が座学指導の講師を務める。

測定装置「トラックマン」を練習から導入し、指導に役立てる予定。座学では、プロ野球選手になるための心構えやトレーニング方法、栄養学なども学ぶことができる。

エイジェックは社会人野球のチームを擁しており、BC・栃木の運営にも携わっている。「NPB養成専門アカデミー」の責任者である江部達也氏は「NPBに行きたいけれども、そのための環境が整っていない選手に、用意したいと思っています。たくさんの選手を輩出していきたい」と説明した。

練習は午後だけで、週5日を予定。定食屋と提携してバランスのとれた食事をサポートし、アカデミー側がサプリメントも用意する。中崎氏は「トラックマンを導入するので、球速だけでなく回転数や打球速度や角度など、各選手にあったメニューを実施していきたい」と話した。星野氏は「強い体作り、ケガを防ぐトレーニング方法などを学んで、プレーできるようにしたいと思っている」とした。

開校は4月7日を予定しており、募集は30人の予定。期間は2年間となる。今月、予定されていたトライアウトは新型コロナウイルスの感染拡大に伴って中止となったが、2月と3月は栃木・小山市内で実施予定。