昨年8月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた日本ハム石川直也投手が、千葉・鎌ケ谷での自主トレを終えて、リハビリのため沖縄入りした。

年末にネットスローを再開し、年明けからは15~20メートルのキャッチボールを行うまでになっている。「筋肉量が落ちていたけど、やっと戻ってきた。特に後退することもなく順調です」と、表情は明るかった。

手術以降、ランメニューを中心に行い「(チーム内で)陸上部って言われています」と苦笑いするほど、走り込んでいる。11月には5キロ減の80キロ台まで落ち込んだ体重は、現在92キロまで回復。「暖かいところで練習をして、キャンプ終わりに50メートルくらいのキャッチボールができるのでは」。実戦復帰は8月の見通し。守護神候補と言われながら故障に泣き、昨季は高卒1年目の15年以来、5年ぶりに1軍未登板に終わった。巻き返しのため、まずは万全の体を取り戻す。