阪神は20日、2月1日から沖縄・宜野座で実施予定の1軍春季キャンプについて、当面の間、無観客で実施することを同県内でキャンプ実施予定の他球団と確認したと発表した。新型コロナウイルス対策で同県は前日19日に独自の緊急事態宣言を発令し、玉城知事が会見で発表した要請を受けたもの。同県内では阪神の他、ヤクルト、DeNA、中日、広島、日本ハム、楽天、ロッテがキャンプを予定している。

球団はこれまで、コロナ禍の状況を考慮して見学できるファンの数を事前申し込みした1日上限1000人として準備していた。また、同じく2月1日から高知・安芸で実施予定の2軍キャンプについても、昨今の全国的な感染拡大状況を鑑みて自治体と協議の上、当面の間無観客で実施すると発表した。

球団は「キャンプを楽しみにしていただいていたファンの皆さまには大変心苦しい限りですが、CS放送やインターネットを用いた視聴サービス等、ご来場いただけないファンの皆さまにも楽しんでいただける映像サービスやインターネット・公式SNS等のサービス拡充に取り組んでまいります。ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。