阪神ドラフト2位の伊藤将司投手(24=JR東日本)が、かつてのチームメート斬りを誓った。

新人合同自主トレで初めて甲子園でブルペン投球を行い、直球と変化球を合わせて22球。オンライン取材に応じ「真っすぐ主体で投げたんですけど、しっかりコーナーに投げることができました」と振り返った。

日本ハムの浅間と高浜、楽天渡辺佳は横浜高の同学年。3人は高卒と大卒で先にプロの世界に入った。「自分は悔しい思いをした。追いつけるように頑張ってきた」。1軍スタートとなる2月のキャンプでは9日に初の対外試合となる日本ハム戦、16日に楽天戦が予定され、同じく1軍の浅間、渡辺と早速対戦の可能性がある。「打たせて取る自分のピッチングスタイルを貫いてやっていこうと思います」。旧友を抑え込み成長した姿を見せる。

社会人時代は多い日で150~180球をブルペンで投げ込んでおり、プロ初のキャンプでも100球超の投球日を作る予定。ブルペンで、実戦で、先発ローテ入りへアピールする。【磯綾乃】