広島鈴木誠也外野手(26)が25日、マツダスタジアムでの合同自主トレに合流した。

24日まで行っていた沖縄県内での自主トレを打ち上げ、マツダスタジアムに隣接された屋内練習場に姿を見せた。キャッチボールやノックを行うと、球速の遅い打撃マシンを相手にひたすら打ち続けた。ほかの選手と交互に1時間以上、軸足に重心を残した形でバットを振り続けた。「沖縄から帰ってきて寒かったので、あまりオーバーワークにならないように、軽く遊びながらやっていました」。練習の意図は明言しなかったものの、何かテーマを持って取り組んでいる様子がうかがえた。ただ、本人は打撃のテーマを聞かれても「地球に打つ」とだけ答え、多くを語ろうとはしなかった。

今年は佐々岡監督から野手の主将に指名された。「やることも変わらない。普通に今まで通りやりたいと思います」。鈴木誠らしい、等身大のキャプテン像を描いていくつもり。目標はただ1つ。「優勝できればそれでいい。優勝できるように頑張りたい」。先頭に立って、セ界の頂点を目指す。【前原淳】