中日高橋周平内野手(27)が「福留エキス」で3年ぶりの2ケタアーチを狙う。大島との合同自主トレを終えて25日からナゴヤ球場で自主練習を再開。14年ぶりに古巣に復帰した福留孝介外野手(43)もこの日からナゴヤ球場で練習を始めており、マシン打撃での共演では先輩スラッガーの背中を見つめた。

「これから一緒にやるので、いろんなアドバイスを聞きたい。あれだけの成績を残された方。間違ったものはない。合えば取り入れていきたい」

昨季打率3割5厘で9年目で初めて3割を超えた高橋周は、今季の目標を「最低でも2ケタ打ちたい」と公言している。同じ左打者で日米通算2407安打、同323本塁打を積み上げた球界最年長選手は格好の手本になる。

今月5日から23日までは大阪・日本生命グラウンドで大島主催の自主トレに参加した。「今年はもっとパワーをつけるため、持ち上がらないような重さを3回から5回上げていた」。19日間で昨年より20キロ重い180キロのバーベルを担いでのスクワットもクリアした。昨季85キロで登録していた体重は「100キロはいきたかった」と98キロに。福留から技術を吸い取る肉体の準備も万端整っている。

「僕はホームランバッターじゃないが、必然的に増えていけばいい」。一回り大きくなった体にレジェンドエキスを注入して、10年目のシーズンに向かう。【伊東大介】

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