「2代目若大将」を先頭に、リーグ3連覇と9年ぶり日本一への挑戦の幕を開ける。巨人は1月31日、春季キャンプ地の宮崎入りした。原辰徳監督(62)は坂本勇がS班スタートで不在となる宮崎キャンプ期間中の野手主将に、岡本和真内野手(24)を指名した。本塁打と打点で昨季2冠王が、若手主体のメンバーを高みへと率いていく。

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晴天の宮崎に降り立つと、原監督の勝負師の血がたぎりだした。キャンプイン前日恒例の、宮崎神宮への参拝。今年はコロナ禍で、握手に駆け寄ってくるファンはほぼいない。だが参道の砂利道を踏みしめるたびに湧き立ってくる思いは、何も変わらなかった。「いよいよ例年通りに始まるなと。いつもと変わらない。ジャイアンツの風景ですね」と、表情を引き締めた。

効率よく練習をするため、1軍と2軍が宮崎、S班が東京ドーム、3軍がジャイアンツ球場と分散してキャンプインを迎える。坂本勇はS班スタートで、宮崎での2週間は主将が不在になる。昨年も同じ状況だったが野手の代行を置くことなく、全員に主将だという意識を持たせて自覚と責任をうながした。

今年は違う。参拝中、岡本和に「宮崎ではお前さんに頼むからな」と野手キャプテン就任を告げた。「そういう時期だと思います。若き選手たちの中でリーダーを取れる、誰しもがそうだろうというところだと思います」。宿舎でのミーティングで、あらためて岡本和を野手主将に指名した。昨季は4番として打撃2部門でトップに立った「2代目若大将」に、大事なキャンプの旗振り役を託した。

歓声が響かない球春を迎える。だが、グラウンドの風景は不変だ。「キャンプはファンの皆様に真剣勝負の中で、いかにプロらしい良いプレーを見せるか。そのための時間。我々は勝つというのが一番重要な目的。そのミッションに向かっていきます」。リーグ3連覇、パ・リーグを打倒しての日本一へ。若き主砲を中心に、最高のシーズンで歓喜を届けるための鍛錬の時を迎える。【浜本卓也】

▽巨人原監督(全体ミーティングでの訓示で)「私は力がある人を1軍に上げ、スターティングメンバーにします。チームが1つになって目標を達成するというスタートを明日から切りましょう」

▽巨人岡本和(宮崎キャンプ主将に指名され)「宮崎は若手中心なので、プレーでも行動でも引っ張っていけるように頑張ります。1人でも多く、沖縄にいけたらいいと思います」

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