阪神井上一樹ヘッドコーチ(49)が沖縄・宜野座キャンプで日刊スポーツのインタビューに応じ、打のキーマンに言及した。来日が遅れている新助っ人メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)の練習映像をチェックし、仕上がり具合を評価した。【取材・構成=磯綾乃】
-新外国人のロハスの映像を見たりは
そうそうそう。ロハス自身もどういう性格かとか、俺らまだ会ってないから分かんないけど、でもそうやって「今、僕はこういう練習してます」「これくらい振れます」という映像を球団に対して送ってくれるということは、基本真面目。「しっかり野球やりますからね」っていうメッセージととらえてる。間に合わないっていうのはしょうがないんで、楽しみではあるけども。例えばロハスが間に合わないのであれば、ある意味チャンスと思っている選手はいっぱいいるわけだから、そこに期待はしてますよ。
-いつ頃の映像、頻繁に届くのか
2、3日前にも届いてきたよ。
-練習の映像か
バッティング練習の模様とか、トレーニングをしてるところとか、走ってるところもあったかな。
-映像を見た限り、日本に来てすぐに活躍出来そうな動きはしていたか
そうやな。野球ですぐ数字を残してくれるうんぬんっていうのは、そら分からないけど、でもこれだけ振れたら十分でしょ、これだけトレーニングしてたら大丈夫でしょ、というような内容の映像だったよ。
-どこが魅力的だったか
簡単に言うと、穴は少なそうかなと思ったよ。
-動けそうであれば、すぐに1軍に合流するか
いや、それはやっぱり、日本にいきなり来て、いきなりぶっつけ本番で試合ということは多分ない。だから2軍の試合に何試合か出て、というような、段階は踏ませなきゃだめでしょ。
-逆にロハス側から要望は
要望? 俺らのところには届いてない。「3番じゃないと打たねえぞ!」とか、そんな要望があるとしたら、もうびっくりだけど(笑い)。でもそれくらいあっても逆にいいかなと思うぐらいだよね。(それくらい)いいかなと思う。