中日の新外国人マイク・ガーバー外野手(28=ロッキーズ)が1軍昇格の“試験”として、「5番・左翼」でスタメン出場。途中から右翼守備にも就き、フル出場した。打席では4打席目にソフトバンク4番手川原の152キロ直球を左翼へ詰まりながらも運ぶなど5打数2安打と来日初のマルチ安打を達成。ガーバー獲得を推薦したパウエル1軍打撃コーチが視察する前で、実戦デビューした25日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)から4試合連続安打を決めた。

1軍は26日時点で26試合を消化して67得点、8本塁打と12球団ワースト。湿りがちの打線のカンフル剤になるガーバーの昇格について与田監督は「できればもう1試合見て(から判断したい)」と、最短で28日阪神戦(バンテリンドーム)からの合流を示唆していた。

試合後、ガーバーは「5打席立てて、毎打席で微調整できたのはプラスになった。(初フル出場でも)体の状態はいい。下半身に疲れもない」と振り返った。日本人投手相手に4試合連続安打には裏付けも。「マイナー時代に日本人投手とは何人か対戦した。米国の投手とモーションや攻め方が違うのも知っていた」と、打ち明けた。

村上巡回コーチとともに視察したパウエルコーチは「(打撃での)タイミングの取り方、守備の動きを見にきた。(27日からの阪神3連戦中の合流は)時期として早くはない。可能性はある。(ガーバーの動きも)全てアメリカで見ていた時と動きは一緒だ」と話した。

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