打率1割台と苦しむ日本ハム中田翔内野手(32)がプロ14年目、通算1446試合目で初めて「2番」でスタメンに名を連ねた。

26日に還暦を迎えた栗山英樹監督(60)は試合前に「今日だって、スタメン考えるのにどれだけ時間かかってるんだ、みたいな」と打線について熟考したことを明かしていた。ソフトバンクには昨季から11連敗中で、負の連鎖を止めるために「2番中田」というインパクトある打線で臨む。

今季の中田は開幕から打撃の不調に苦しんでいる。試合前まで23試合出場で打率1割9分5厘、2本塁打、8打点。7日ソフトバンク戦(札幌ドーム)では5回の三振後に悔しさからベンチでバットをたたき割り、その後にベンチ裏を通った際につまずいて転倒。患部を負傷して途中交代し、8日同戦を欠場した。

9日オリックス戦(京セラドーム大阪)から「4番一塁」でスタメン復帰し、17日楽天戦(東京ドーム)では日本球界復帰初戦となった田中将から1号2ラン、牧田から2号ソロを放ったが復調には至らず。32歳の誕生日だった22日ロッテ戦(ZOZOマリン)で今季2度目のスタメン落ち。23日からのオリックス3連戦(札幌ドーム)は初戦は代打で出場。2戦目は10年ぶりの「7番」一塁、3戦目は「5番」一塁でスタメン出場していた。

これで中田が出場経験のない打順は「9番」だけとなった。

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