ソフトバンクが連日の1発攻勢。4本塁打の前日に続き、1試合5本塁打で対巨人戦14連勝とした。工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。
-試合を振り返って
工藤監督 昨日に引き続き先に点をやったんですけど、すぐにホームラン2発で取り戻したところが大きかった。甲斐からもホームランが飛び出したのも、その後のリードにつながったと思いますし、いい点の取り方をしてくれたと思います。
-マルティネスも投げやすい展開
工藤監督 (初回の被弾は)失投はあるんで、うまく打たれてしまったところだったんですけど、味方が点を取るまでマルティネスもよく抑えてくれましたし、ナイスピッチングだったと思います。
-長谷川は2本塁打、守備でも好プレー
工藤監督 (守備は)なかなかあそこは勇気がないといけないところ。よくぞ取ってくれたと思います。3ランも追加点がほしいなと思っていたところで結果を出してくれた。すばらしいバッティングだったと思います。
-投打がかみ合った
工藤監督 勝ってほしいピッチャーがこうやってある程度長いイニングを投げて勝ってくれているところが、リリーフ陣にとってもいい緊張感の中で投げられる。いい勝ち方がこの2つできているのが何よりの収穫。また明日しっかり戦えるようにしてほしいなと思います。
-長谷川を先発起用した狙いは
工藤監督 ヘッドの方からの推薦でございます。前にそんな話もしていたんですけど、やっぱり代打が薄くなってしまう分もあって、取っておくというやり方をしていましたし。その中でしっかり結果を残してくれていたというのもあるので、そこ(代打)がいいかなと思っていたんですけど。今日はサンチェス投手ということで、長谷川君をぜひ使いたいということで。ちょっと上林君の調子も落ちているところもあったので、行かせてもらいました。
-右投手に左打者ということか
工藤監督 左というところもあるとは思います。長谷川君の状態もあるのかなとは思うので、その見極めはヘッドがしてくれた。使って2本のホームランで4打点というのはすばらしいと思いますよ。調子が良くてもすぐホームランが出るというわけではないですからね。すばらしいと思います。
-チームは本塁打での得点が続いている
工藤監督 点を取ってくれたらホームランだろうがヒットだろうが。相手に与える影響を考えると、時には連打でつなぐことも大事だとは思うんですけど、ホームランで同点とか一気に引き離すこともありますのでね。うちはどっちかというとホームランが多くて、なかなかタイムリーだったりつながりで点を取るのが少なかったところもあるので。つながってほしいところもありますし、こういうホームランも相手にとっては痛いホームランになったと思います。適材適所というところじゃないでしょうか。
-どの本塁打が大きかった
工藤監督 やっぱり柳田君と長谷川君の最初の2発で同点に追いついたのが大きい。甲斐君のホームランで勝ち越したのも大きいですし、相手に点を取られたら傾きかけるかなというところで長谷川君の3ラン、あれも大きい。最後マッチ(松田)も打ってくれましたけど、取られたあとに取り返すのも相手にとってショックが大きいでしょうからね。みんな意味のあるホームランを打ってくれたと思います。
-マルティネスは奪三振が増えた
工藤監督 チェンジアップが相手からするとストレートに見えて抜けてくる。対応しようとすると他のボールが打てなくなっちゃう。チェンジアップは狙うボールじゃないので、うまく使ったんじゃないかと思いますよ。
-長女のプロゴルファー、工藤遥加が首位でツアー最終日へ
工藤監督 ありがとうございます。(優勝すれば)新人戦に勝って以来なのでね。
-明日はそろって勝ちたい
工藤監督 (こちらは)優勝じゃないんですから(笑い)。明日はぼくらは勝てるように、娘は娘で頑張ってくれると思います。