ソフトバンク工藤公康監督(58)が、「金曜日の男」石川柊太投手(29)の中継ぎ配置転換を示唆した。

この日、楽天戦の試合前練習の間に取材対応。25日の同戦で5回8安打4失点で7敗目を喫した右腕について「ちょっと(登板間隔を)空けようかなと思います。本人も悩んでいるところがある。今は先発するよりも、中(リリーフ)に入ったほうが良かったり、短いイニングで何も考えずに投げて、自分を取り戻すのも1つの方法。その辺は本人とも話をして決める。どうしても『先発でやりたいんです』っていうなら考えます」と明かした。

石川は6月4戦4敗で、防御率は4・32。この間は味方が27イニング攻撃して援護は1点のみだった。白星は5月28日の巨人戦(ペイペイドーム)以来、約1カ月間遠ざかっている。

開幕投手を務め、金曜日の先発ローテーションを守ってきた。11度のQS(クオリティースタート、6回以上、自責3以内)は12球団トップタイ。指揮官は「一身に責任をかぶる必要はない。役割は十分果たしている。ただそれによって調子が落ちてきているなら空けるなりして、もう1度自分の考えをまとめたり、体の状態を戻したりっていう時間はあってもいい」と、リフレッシュさせる考えを示した。