BC栃木から17日に巨人に加入したダニエル・ミサキ投手(25)が、川崎市のジャイアンツ球場で行われた2軍練習に合流した。キャッチボール、ノック、ダッシュなど、2軍投手陣と同じメニューをこなした。練習前ではナインの前で「ハジメマシテ、ボクノナマエハダニエルデス」と日本語であいさつした。

最速154キロの直球が武器で、決め球のスライダーに加えチェンジアップ、スプリットを持ち球にする。目標の選手には同じブラジル国籍でかつてのチームメート、現在は巨人の守護神を務めるビエイラを挙げた。「人間的にもそうですけど、グラウンド内でもリスペクトしています」。元巨人の選手で栃木の寺内崇幸監督からは「あまり焦らずに、自分が今までやったことを出して、ベストを出していけば大丈夫だから」と送り出された。ダニエルも「充実した施設もありますし、自分の持っているものを練習から出していきたい」と力を込めた。

21日からのイースタン・リーグ楽天2連戦(森林どり泉)での初登板も視野に入る。アピールに成功すれば、今月が期限の支配下登録の可能性も残す。「チャンスをもらっているので、結果出るように。なんとか結果を出したい」と活躍を誓った。