今季初登板初先発の楽天石橋良太投手(30)が5回まで無安打投球の力投で、6回2安打無失点と好投した。

おととし8勝を挙げた右腕が、序盤から懸命に白球に力を込めた。1回、前日に先頭打者弾を放っているロッテ荻野を一飛、藤原を二飛、中村奨を三飛と全て内野フライで立ち上がると、2回も3者凡退。3回1死から藤岡に四球を与え、犠打で二塁に進めるも荻野を一ゴロに抑えた。

4、5回も3者凡退。最速148キロの直球とカットボール、フォーク、シュートを織り交ぜ、ロッテ打線を封じた。

だが6回、先頭の藤岡にこの日初安打となる中前打を許すと、1死を挟み荻野に右前打で一、二塁とされる。それでも藤原を二直、中村奨を右飛に打ち取り、82球でマウンドを降りた。

今季初登板での快投に「自分でもびっくりしています」と驚きの反応を見せ「調子はそんなに良い訳ではなかったですけど、その分、開き直って投げました。腕を振って投げられたのが良かったです」と振り返った。