中日ドラフト3位土田龍空内野手(18=近江)がDeNA戦でプロ初出場した。9回から二塁の守備に就き、守備機会はなく、初打席も回らなかった。

守備に就く際には声援を送るファンに帽子を取ってあいさつした。試合後は「緊張するかなと思っていましたが、いつも通りでした。長く1軍で野球ができるように、自分のできることをしっかりやっていきたいです」と初々しくコメントした。

土田は近江で1年からレギュラーで、1年と2年で夏の甲子園大会に出場。50メートル6秒0の俊足と、高校通算30本塁打の遊撃手として注目された。1年目の今季は2軍では82試合出場、打率2割3分8厘、1本塁打、22打点、9盗塁。3日に初めて出場選手登録され、与田監督も「ファームでもしっかりした動きができていた。守備は問題ない。打撃もどこかでチャンスがあれば使いたい。雰囲気は持っている」と期待を寄せていた。今夏の甲子園で母校は20年ぶりの4強進出。刺激を受けて、18歳の若竜がプロで節目の1歩を刻んだ。【伊東大介】