開幕5連敗の悪夢から始まったロッテが、102試合目で単独首位に浮上した。新戦力のエンニー・ロメロ投手(30)が今季先発陣最多の127球を投げ、7回1失点で来日初白星。守護神益田直也投手(31)が今季30セーブ目で締めた。100試合消化以降の9月での単独首位は、1970年以来51年ぶり。昨季は終盤に大失速。油断せず、7日からのオリックスとの首位攻防戦へ向かう。

▼ロッテが開幕102試合目で昨年8月22日以来の首位に立った。開幕100試合以上を経過してからの首位は、10年8月26、28日にソフトバンクと同率首位に並んで以来。100試合以上で単独首位は優勝した70年以来、球団51年ぶりになる。今季のロッテは開幕5連敗からスタートした。開幕5連敗以上から首位に立ったのは08年巨人以来、史上5チーム目。パ・リーグでは54年にロッテ前身球団の毎日が記録して以来67年ぶりとなった。

◆70年のロッテ 球団名が東京からロッテに移行して2年目、濃人(のうにん)監督の下、2位南海に10・5ゲームの大差をつけて10年ぶりにリーグ優勝した。投手陣は25勝で最多勝の成田、21勝でMVPの木樽を軸に、小山も16勝をマーク。ロペス、アルトマンら5人が20本塁打以上の強力打線とかみ合った。