ドラフト会議が10月11日に行われる。12球団の補強のポイントはどこなのか。各球団担当記者がポジションと年齢で見たチーム編成分布図とともに解説する。

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井口監督は補強ポイントについて「全部ですよ」と即答する。2年連続で優勝争いに入るものの、常勝軍団へ向けて補強にぬかりはない。19年は佐々木朗、20年は中森と、将来のエース候補を上位で獲得。今年も彼らと競い合える高校生投手の上位指名が基本線になることが予想される。12球団から熱視線を浴びる3投手の中で、市和歌山・小園にもスカウト陣が定期的に視察し、実力を見定めてきた。一方で今季は先発陣が低調で、即戦力が必要なチーム状況もある。最終的な決断が注目される。

故障で捕手離脱が相次いだシーズンでもあった。現有戦力と比較した上で中大・古賀、市和歌山・松川ら上位候補たちの存在をどう判断するかも、注目ポイントになる。年齢バランスでは二遊間を守れる高校生も必要か。和田を筆頭に育成出身選手、育成選手らが1、2軍で輝いた1年。育つ環境が整いつつある。【ロッテ担当=金子真仁】

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