阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、60打席ぶりに「Hランプ」をともした。2番中野、4番大山の適時打で、2点先制した直後の初回2死一、二塁。DeNA坂本から右前へ適時打を放った。カウント2-2から、133キロカットボールに少し体勢を崩されながらも、右手1本で鋭く一、二塁間を破った。8月21日中日戦(バンテリンドーム)の第4打席に中前打を放って以来、45日ぶりの安打だった。

「打ったのはカットボール。使ってもらっている中でチームに全然貢献できていなかったので、久しぶりにタイムリーを打つことができて、チームに貢献する1本を打つことができて良かったです。これからもっともっと打てるように頑張ります」と安堵(あんど)感をにじませた。

一塁ベース上では右手を挙げガッツポーズ。三塁側のベンチも悩めるルーキーの1本に大盛り上がりだった。試合前時点でNPB野手ワーストの59打席連続無安打。結果が出ずに苦しんでいたが、「7番右翼」で2試合連続スタメン出場。矢野監督の期待に応えた。

その後、2死一、三塁で佐藤輝は二盗を試み、二塁送球の間に三塁走者小野寺が生還。初回にいきなり4点を挙げた。