2位阪神が痛恨の逆転負けを喫し、連勝が「5」で止まった。王手をかけていた矢野燿大監督(52)の通算200勝もお預けとなった。

3回2死一塁、3番ジェフリー・マルテ内野手(30)の左翼線適時二塁打で先制。さらに4番大山悠輔内野手(26)が左越え20号2ランを放ち、一気に試合展開を楽にした。

大山の2年連続20本塁打以上は球団では04~09年の金本知憲以来。チーム内ではすでにドラフト1位の佐藤輝明内野手(22)ジェリー・サンズ外野手(34)、マルテが20本塁打をクリアしている。大山の1発で85年のランディ・バース54本塁打、掛布雅之40本塁打、岡田彰布35本塁打、真弓明信34本塁打以来、36年ぶりの「20本塁打カルテット」が誕生した。

先発のドラフト2位伊藤将司投手(25)は5回2失点と粘投。だが、1点リードの8回裏1死二塁、高卒2年目の及川雅貴投手(20)が6番ソトに逆転2ランを浴びた。

首位ヤクルトが神宮球場で巨人にサヨナラ勝ちし、ゲーム差を2に広げられた。8日からは敵地でヤクルト3連戦。矢野監督は「オレらが今までやってきた野球を、思いきりぶつけることしかできない。明日、まずしっかり取れるようにやっていきます」と力を込めた。