2位阪神が広島に1点差で逃げ切り、この日試合がなかった首位ヤクルトのマジックを減らさなかった。先発伊藤将司投手(25)が7回4安打無失点で9勝目。9回を締めた守護神ロベルト・スアレス投手(30)は42セーブ目で球団外国人最多となり、2年連続のセーブ王も確定した。
試合後の矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。
(テレビ)
--粘る広島を破り、1点差の接戦をものにした
そうですね。接戦にしちゃった、というところも、あると思いますけど。
--3回の先制の場面は佐藤輝の長打(二塁打と右翼失策で三塁へ)から
なかなかね、後半苦しんでいますけど、はい、いいヒットでした。
--無死三塁から、続く8番坂本がしっかり犠牲フライ
次(の打順が)投手なのでね。やっぱりあそこで点を取っているっていうのは流れ的によかったかなと思います。
--7回1死満塁。代打糸井は追い込まれながら犠飛
あそこはね、(伊藤)将司を代えても点を取りにいくっていうところだったので。あそこでやっぱり点を取ってくれたんでね。流れ的によくなりました。
--先発の伊藤将は好投
そうですね、(7回に打順が)回って来なければ、続投しようかなと思っていたんですけど。これで新人で9勝目ですか。2桁も見えるところに来たんでね。残り少ないですけど、しっかり頑張ってもらえたらなと思います。
--7回無死一塁での4番鈴木誠との勝負はしびれた
そうですね、あそこも将司らしく低めに丁寧に投げてね。狙い通り(遊ゴロ併殺)というかね、そういう投球ができたので。本当にルーキーですけど、経験豊富な投手なんで。本当に助かっています。
--8回は左翼板山の好プレーも
そうですね、本当に際どいプレーでしたけど、本当に球際強く、しっかり板山が捕ってくれたのはナイスプレーでした。
--明日19日から首位ヤクルトとの2連戦
そうですね、もうね、勝つしかないんでね。全員でつなげて、はい、全員でやり切ります。
(囲み)
--伊藤将の安定感
球のキレとかコントロールは良さそうには見えるよね。
--4回のフィールディング(一塁ベースカバーで素手キャッチ)など総合力が高い
不器用ではないよね。バッティングも悪いわけじゃないし。トータルでいろんなことをやろうとしている、できる選手。そうじゃないとね。体も別に大きいわけじゃないからね。今までもそういうところを大事にしてきたんじゃないかな。
--7回には打球直撃したが
それは大丈夫。お尻の肉のある部分だから。
--9回はスアレスの快投で42セーブ
もうスアちゃんがいてくれるからこそなんでね。打線がやっぱりもうちょっと点を取って楽な展開にしないとダメなんだけど。でも耐えられるところを、しっかりスアちゃんがつなぐっていうことをしてくれたんでね。しっかり締めてくれました。
--状態の悪かったマルテにも1本出た
マルテのところでチャンスでかえせてないというのが最近あったんでね。マルテの状態が上がるっていうのは、これからもウチの戦いの中では大事なところなんで。1本出たんでね、なんとかここから最後グッともう1回上げてもらいたいなと思います。
--佐藤輝がスタメンで1本
うん。期待に応えてというか、何かきっかけをつかんでほしいなと思っているんだけどね。
--7回の攻撃ではつないで1点
まあね、だから欲を言えばやっぱりその前に取っとかなあかんし。あそこでも1点じゃなくてね、もっといきたいなというのもある。