右膝半月板を手術した中日福田永将内野手(33)が3日、ナゴヤ球場でリハビリを行い、来季開幕での復帰を目指していることを明かした。立浪和義新監督(52)の現役時代を知るベテランは、10月26日に行った手術後の経過は順調で「早ければキャンプインから(全力で)いき、開幕に向けて準備したい」と復帰プランを示した。

立浪新体制の開幕カードは来年3月25日、東京ドームでの巨人戦。復帰を目指す福田の照準はその一戦に定められた。チームでは新監督とともに戦った経験のある数少ない1人。入団3年目、09年のキャンプ初日は忘れられないという。

「初めてキャッチボールをしていただいて。その日にリタイアしてしまったんです」。その直前のベースランニングで足を痛めてのリタイアだったが、このシーズン限りで引退した立浪先輩はとても心配してくれたという。だが「試合のベンチでは近寄りがたい雰囲気を持った先輩でした」。その勝負師が監督として帰ってきた。復活を目指す福田にとって、開幕戦メンバー入りは外せない目標となった。