楽天の石田駿投手(24)と江川侑斗捕手(20)が3日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨んだ。石田は240万円、江川は230万円でサインし、ともに現状維持だった。

20年育成ドラフト1位の石田は今季、イースタン・リーグで13試合に登板し、防御率11・12。「初めてのプロ野球生活で練習量がこれまでよりも増えたりとなかなか最初はついていくことができず、思ったように自分のパフォーマンスを発揮できなかったなという思いが正直なところです。オフシーズンを迎えるのもプロになって初めてでまだ予定は未定ですが、今年の経験を生かし身体づくりを優先してシーズンの最初から自分のパフォーマンスがしっかりと出せるように練習をしたいと思います」と話した。

19年育成ドラフト1位の江川はイースタン・リーグで59試合に出場し、打率2割8分6厘をマークした。支配下はならなかったが、高卒2年目はバットで確かな成長を示した。「昨年よりも試合に出場させていただくことが多かったので、試合に出て学べることをたくさん得られた1年となりました。打撃は引き続き、打率を残していけるように頑張りたいと思いますが、守備の面では捕手としてシーズン中に出場する機会があまりありませんでした。来シーズンこそは捕手としてスタメンや多くの出場機会を得られるように、このオフも引き続きアピールしていきたいと思います」と口にした。(金額は推定)