中日の清水達也投手(22)が27日、ナゴヤ球場に隣接する合宿所を退寮した。花咲徳栄からドラフト4位で入団して4年。今季は未勝利に終わったが、名古屋市内に準備した新居はチームの先輩・柳のアドバイスが満載。2冠右腕プロデュースの新たな城を基点に飛躍を目指す。

合宿所から荷物を運び出した右腕の新居は今季防御率と奪三振のタイトルを獲得した柳のエキスが詰まっていた。「柳さんに物件、家電はほとんど教えてもらいました。こだわり? ベッドとソファです。家にいる間、過ごす時間が長いので」。高校時代も寮生活だけに初めての1人暮らし。「不安です」としたが、家も家具も通勤用に購入した車も柳のアドバイスを受け、新生活に向け勇気百倍だ。

「心機一転、これから自分のリズムをしっかり作って野球に生かしていきたい」。今季は1軍登板1試合で未勝利も19年に2勝、昨年も1勝で新たな先発候補としての期待も高い。5年目の飛躍を期す右腕にとって、プライベートでの2冠スタイル導入を野球に結びつけたいところだ。