巨人菊田拡和内野手(20)が27日、川崎市のジャイアンツ寮で契約更改に臨んだ。10万円アップの年俸610万円でサイン。「今年は昨年に比べて成績も良くて、後半戦にかけて調子がどんどん上がっていった。来年につながるようなところがあるのかなと、手応えを感じた1年でした」と振り返った。

高卒2年目の今季はイースタン・リーグ59試合に出場し、打率2割7分1厘、3本塁打。エキシビションマッチでは6打数無安打も1軍と行動をともにし、グラウンド内外でトップレベルを体感した。「1軍の投手のレベルや、自分の実力の低さを改めて実感しました」。打撃練習でも、より速い球を投げてもらうなど、意識は高まった。

今オフの自主トレは憧れを持つ岡本和に志願した。「全てが吸収できる材料。学べるところは学んでいきたい」と鼻息プンプンだ。「1軍で外野が右打者が少ないと思う。いろんなポジションを守れるようにして、長打力を生かして、チャンスをつかめたら」。まずは、いまだ踏めていない1軍の舞台に立つことを目指し、オフは4番に教えを請う。(金額は推定)【小早川宗一郎】