阪神陽川尚将外野手(30)が2日、球団事務所で契約交渉に臨み、350万円減の年俸2050万円でサインした。

8年目を終えた球団期待の長距離砲。開幕2戦目で1号アーチを放ったが、怪物ルーキー佐藤輝の活躍もあり、出番は減った。この4年で最も少ないスタメン7試合にとどまり、本塁打も2本と存在感を示せなかった。

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「調子が悪くなったときに、今までやってきたことで状態が上がると、ある程度分かっていたんだが、その練習をしても上がらなかったので、正直どうやって戻せばいいか、ずっともやもやが感があった。何とか状態を戻そうと必死にあがいていた。来年はもっとチャンスが少なくなる。1日を無駄にしないようにやっていく」

来季も引き続き、激しいポジション争いが待つ。悲壮な決意を素直に口にした。(金額は推定)