阪神の糸原健斗内野手(29)が兵庫県西宮市内の球団施設で契約交渉を行い2400万円アップの7900万円で更改した。「納得してサインしました」と話した。

糸原はレギュラー二塁手として今季125試合に出場。打率2割8分6厘、2本塁打、30打点を残した。開幕から2番として打線を引っ張ってきた。後半戦は不振の中軸選手に代わって3番を12試合、5番を29試合任され、いずれの打順でも3割を超える打率を残した。球団からはさまざまな打順をこなしたことやチーム打撃、進塁打など勝利を最優先する打撃が評価された。

プロ6年目の来季は「打率3割、出塁率4割を」と初の3割に挑戦する。今季7失策だった守備についても「守備をしっかり頑張ってやっていきたい。守備範囲だったり、しっかり投手を助けられるような守備を、このオフシーズンで徹底的にやっていこうかと思います」と、さらなる守備力向上を誓った。

今季勝率5厘差、ゲーム差なしの2位でリーグ優勝を逃した。「悔しい思いをした。来季はリーグ優勝、日本一を目標にやっていきたい。進塁打だったり小技だったり相手が嫌がる打撃をするのが自分の持ち味。2番がいいかなと思います」と、今季も64試合と一番多く任された2番で、来季もチャンスを拡大して主軸にまわす役割を務める。

(金額は推定)