張本勲氏(81)が26日、長年にわたり出演してきたTBS系テレビ「サンデーモーニング」のレギュラーを卒業した。
張本氏は11月28日の番組内で「私の都合なんですが、シニア人生をゆっくりすごしたいんですよ。番組のレギュラーを今年いっぱいで卒業します。来年は節目節目では出てきますからまたお会いできると思います。23年ちょっと、長い間大変お世話になりました」と年内卒業を発表していた。
この日のスポーツコーナーは「張本さんの総喝23年」と題して放送され、ソフトバンク王貞治会長(81)がゲスト出演。張本氏をねぎらった。
さらに15年の放送で「もうお辞めなさい」と「引退勧告」をして物議を醸したサッカーのカズ(三浦知良=54)、大相撲の間垣親方(元横綱白鵬)、野球界からはイチロー氏がVTRでメッセージを送った。
カズは「その節は叱咤激励ありがとうございました。これから張本さんの叱咤激励が聞けないと思うと寂しいですけど、張本さんに『早くお辞めなさい』と言われないよう頑張りたいと思います」とコメント。
間垣親方は「張本さん、23年間、御意見番、お疲れさまでした。落ち着いたらぜひともまた、ゴルフとお食事、よろしくお願いします」とメッセージを送った。
イチロー氏は「張本さん、ご無沙汰しております。『張本さんロス』が続出しますね。これまで特に我々野球界の後輩に厳しいお言葉をいただいてきました。しかし、そのほとんどが叱咤でもあり激励でもあったと感じています。意図的に張本さんが厳しいスタンスを取られてきたその姿勢はまさに『あっぱれ!』だったと思います。そして張本さんにしかできないことで、これからも出てこない、そう思います。しかし、このコーナーは『喝!』があるからおもしろい。そんな側面もあるのだと思います。だから最後も盛大な『喝!』をいただきたいのでこのメッセージを送ります。『ハリー、お疲れさまでした。またどこかでお会いしましょう』」。
3人のメッセージに対し張本氏は「カズと白鵬にはお礼を言いたいですね。イチローに『喝!』。本人が『喝!』もらいたいからわざと『ハリー』と。年上に呼び捨てにしてるわけだから、これに『喝!』だ。」と『ラスト喝!』をイチロー氏に贈った。
さらに「思い出したら、あっという間ですね。楽しかったねえ。私はいい人生を送らせてもらいましたよ。TBSには心から感謝してます」と話した。
また番組に出るきっかけも明かした。「最初は大沢さん(故大沢啓二氏)に『出てこい』と言われて1回出たんですよ。ちょっと良かったから『もう1回出てこい』と。で、出ました。家まで来てね。『これからも出ろ』と。こう言われたんですよ。わざわざ家までこられて、先輩が。『やりましょう』ということで始めたのがきっかけです」と話した。
番組によれば張本氏の初出演は1999年7月11日。大沢親分が67歳、張本氏が59歳だった。2010年に大沢親分が亡くなったあとは、張本氏とゲストでスポーツコーナーを担当した。
張本氏と同じ81歳の王さんは「思い切って『喝!』を乱発しましたね。存在感がありましたね。ユニホームを脱いでから存在感を示したのは彼がナンバー1でしたよ」と張本氏を送り出した。
23年間にわたって放送された名物コーナーがひとまず幕を下ろした。



