家族の後押しを力に頑張るゾウ! 日本ハムのドラフト2位有薗直輝内野手(18=千葉学芸)が7日、千葉・鎌ケ谷の勇翔寮に入寮した。自宅から母の運転する車で向かい、妹からもらったゾウのぬいぐるみを持参。中国に単身赴任中の父からも「頑張れ」と電話でエールをもらった。家族の期待を背に、球界を代表するスラッガーを目指す。

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185センチ、97キロの恵まれた体格を武器に、高校通算70本塁打を放った有薗。その見た目とは裏腹に、かわいらしいゾウのぬいぐるみを持って入寮した。クレーンゲームが得意な2歳下の妹が獲得してくれた物で、「これがあると落ち着いて寝られます」といつも一緒に添い寝しているという。「(妹は)色々取ってくれるので、前はネコとかもありましたけど、今はゾウで。横に置いて寝ます」と笑顔で話した。

この日は雪が積もる中、母の運転する車で入寮した。「千葉で雪が積もるのは珍しいので、きれいだなと思いながら来ました。(母から)ケガをせず頑張ってこいと言われました」と車中を振り返った。さらに中国に単身赴任中の父からも、エールをもらった。「朝に電話で話して、頑張れよと言ってもらったので、しっかり頑張りたい」と力を込めた。

9日からは新人合同自主トレが始まる。「技術面だったり、体力面だったり1年間戦うにあたって、まだまだだと思うので、しっかり鍛えていきたい」と意気込んだ。今年の新人は13人。熾烈(しれつ)な争いが予想されるが「1日でも早く1軍に上がって、持ち味のバッティングや肩の強さ、守備力をアピールしていければと思います」と闘志を燃やした。家族の声援も力に、1年目から1軍での活躍を目指す。【小林憲治】

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