初の1軍キャンプ参加となる高卒2年目の広島小林樹斗投手(19)が、早くも今月5度目のブルペン投球を行った。捕手を座らせて40球。指にかかった球を投じるも、本人は不満顔だった。「低めになるとひっかけてしまうところがあった。未熟なところが多いので、この期間でもレベルアップしたい。長い目で見ても、圧倒的な技術が必要」。昨年12月も母校・智弁和歌山で投球練習するなど、技術練習は継続してきた。

肌で感じた1軍レベルが指標となった。昨季シーズン最終戦のヤクルト戦にプロ初先発。150キロ超の直球を中心に日本一打線を押しつつも、失点を重ねた。3回2/3で6失点(自責4)。「あの試合は走者が出てから自分の気持ち的にも少しマイナスなところが出ていたのかなと。圧倒的な技術があれば、そこも不安にならない」。肌で感じた1軍レベルに到達するため、技術向上に余念がない。

◆試合日程 広島は2月の春季キャンプで行う練習試合の日程を発表した。16日にDeNA戦(コザ)、19日に巨人戦(那覇)、22日にDeNA戦(宜野湾)、23日に阪神戦(宜野座)。