今年は開幕直後から新外国人選手が見られるかもしれない。3月1日以降、受け入れ責任者の管理を条件に観光以外の新規入国が認められたことを受け、NPB各球団が動きだした。楽天は3月第1週にも来日できる見通し。巨人は米国アリゾナでの合同自主トレを終えた。

楽天石井一久GM兼監督が、ギッテンス、マルモレホスの両新外国人選手の合流時期のめどが立ったと明らかにした。今後の新型コロナウイルス感染状況により予定変更の可能性があることを強調した上で「(入国が)3月の1週目というところは現実的にはなってきているのかなと思います」と説明した。

2月24日に外務省が、外国人の入国に関して新たにガイドラインを発表。「水際対策強化に係る新たな措置」として、1日以降、受け入れ責任者の管理の下、観光目的以外の新規入国が認められる。指揮官は「ビザは日本の申請というところは全部終えてストップしているので。次はアメリカ国内での申請になってくると思う」と説明した。

◆昨年の外国人選手来日 12球団47人が3月になっても来日ができなかった。同月下旬には徹底した防疫措置を条件に入国を認める「特例措置」が認められたが、DeNAソト、オースティンら開幕に間に合わない選手は多かった。また巨人スモーク、西武メヒアなど、家族が来日できないことが影響し退団するケースも相次いだ。