西武鈴木将平外野手(23)が幻のランニングホームラン…ではなかった。

【ニッカン式スコア】20日の西武-ロッテ戦詳細スコア

1-0の8回2死一、二塁でロッテ広畑から中前へ運んだ。これに、中堅の高部が飛び込むも後逸。ボールが転々とする間に一気に二塁、三塁と回り、ホームを狙った。

が、三塁を回ったところで、まさかの転倒。急いで三塁へ戻ろうとしたが、ボールが三塁へ転送され、タッチアウトとなった。

もっとも、2者が生還し、貴重な追加点となった。記録は、安打と失策。中堅のエラーと判断されたため、たとえ転倒せずに生還していてもランニングホームランではなかった。

鈴木はベンチで「恥ずかしぃ~」と苦笑いだったが、チームメートもスタンドのファンも盛り上がった。走塁で転倒したのは「人生で初めてです」という。その上で「緊迫した中で貴重な追加点になって良かったです。いいバッティングができたのに気合が入りすぎてしまいました。こんな場面、人生で一度しかないのに力みたおしてしまって、もったいなかったです」と振り返った。

辻監督はエラーの記録が付いたことも「おかしいよ」とした上で、鈴木をいじるように「足ももつれてるし」と笑った。