楽天岩見政暉外野手(27)が、チャンスに応えた。「7番DH」で今季初出場初先発。2回2死走者なしでは、右中間へ二塁打を放ち、今季初安打。6回1死二塁の第3打席は右前打を放った。緊張の中で迎えた試合だったが3打数2安打と結果を出し「最初の打席でヒットが出たことは良かったなという思いと、本当に少しですが気持ちも楽にその後も臨めた」と安堵(あんど)した。

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昨年11月に右肘クリーニング手術を受け、2軍でじっくりとリハビリと練習に励んできた。2軍戦では16試合で打率3割2分と好調を続け、22日に出場選手登録された。石井GM兼監督は「ファームでもしっかり打ってきたので、そういう選手にはなるべくチャンスを与えたいというところもあった。今日岩見の感じを見て、今日岩見の出し時だと思った」と先発起用。期待に応えた。

慶大時代は東京6大学で歴代3位の通算21本塁打を放った大砲も、プロでは1本塁打のみ。5年目の今季を飛躍の1年とするため、「やってきたことを変えずにしっかりと継続して、いい結果をこのまま出し続けられるように謙虚にひたむきに頑張りたい」と意気込んだ。【湯本勝大】