楽天田中将大投手(33)が、24日交流戦開幕の阪神戦(甲子園)で先発する。聖地での登板は13年5月28日の同戦以来、9年ぶり。「世界の中でも熱狂的なファンの方々が多いチームの1つ。雰囲気も感じながら自分のパフォーマンスをしっかり出すことができれば」と意気込んだ。

大リーグを経ての“凱旋(がいせん)登板”となるが平常心を貫く。「タイガース打線に対して自分なりに対策を練ってゲームに入っていく。どこだろうが準備するやり方は一緒」。前日23日は楽天生命パークでの投手練習に参加。リラックスした表情でキャッチボールなどで調整した。

本業での好投を目指すと同時に、打撃にも意欲をみせた。昨季は1安打を放っており、バントサインが出ない場合など狙えるときは快音も狙う。「投手陣の中でライバル心を燃やしながらやっている。去年は僕だけ打てたので今年も打てるようにとは思います」と笑顔を見せた。

◆田中将と甲子園 駒大苫小牧時代は2年春夏、3年夏の3大会に出場し、2年夏に優勝、3年夏に準優勝。2年夏決勝の京都外大西戦では2年生として甲子園初の球速150キロを出した。3年夏の決勝では早実・斎藤佑樹(前日本ハム)と投げ合い、引き分け再試合にもつれ込んだ。高校では通算12試合に登板し8勝0敗、防御率2・07。プロ入り後は13年5月28日阪神戦以来9年ぶり5度目となる。これまでは阪神との交流戦3試合と、11年の震災直後に楽天主催で行ったオリックス戦の計4試合に投げ2勝1敗。10年の阪神戦では石川俊介投手から適時安打を放っている。

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