主砲が“熱盛弾”だ。巨人岡本和真内野手(25)が、10試合ぶりの1発で号砲を鳴らした。

4回無死一塁、低めに沈もうとするオリックス山岡の138キロカットボールを打ち上げた。13号先制2ランに「もう感触もすごく良かった。久しく打ってなかったので、すごくうれしかったです」。確信歩きならぬ、確信小走りでバックスクリーンへ伸びる打球を見届けた。

開幕から4月までは絶好調で駆けだし、月間MVPに選出された。だが、5月に入り、快音がパタリと止まった。試合前時点で同月は打率1割9分、2本塁打と低調だった。「試合に出ている以上、打てないと迷惑をかける」と責任を痛感。だから「打率は低くても、ここぞという時には打てるようにしたいなと思っています」と会心の一打を狙い続けた。

この日はヘルメットの裏に、テレビ朝日系の報道ステーションでおなじみの「熱盛ステッカー」を貼り付けた。「熱盛がでたら、自分で走ろうかなって。どこかに貼ろうかと思って」と照れながら明かした。1本塁打を含む3打点の活躍に、熱盛!【為田聡史】

【関連記事】巨人ニュース一覧