あきらめずに、首位ヤクルトを追う-。巨人が粘り強い戦いで連敗阻止を決めた。先発メルセデスが初回に3連打で1点を先制されたが、直後に岡本和の19号2ランなどで3得点。2回と3回には1失点ずつで追いつかれたが、直後に吉川が3号ソロ。4-4の7回にはウォーカーが2試合連続アーチとなる決勝の15号を放った。2回以降は2得点に、原辰徳監督は「そこで乗っていかなきゃなと思いながらね」と言いつつも「辛抱強く、3点というものを大事に。そして4点、5点という形でね。良かったと思いますね」と目を細めた。

救援陣も懸命につないだ。5回、メルセデスと2番手井納の連続四球で無死一、二塁。3番手高木が内野ゴロ間の1失点と踏ん張った。鍬原、今村、平内、大勢と無失点リレーを呼び込んだ経験豊富な左腕を「京介(高木)が非常に締めたと思います。2点ぐらいは覚悟しながら送り出したんですけど、やっぱり肝の座り方という点では非常によかった」と、たたえた。

23日のDeNA戦を終えると、週末はヤクルト3連戦。9ゲーム差を縮めて神宮に乗り込めるか-。「明日ですね、明日、非常に重要だと思います。やっぱりうちは打線のチーム。点を取って勝つ、その意識を強く持つことが非常に重要だと思います」。さらなる快音を呼び戻して連勝を決め、燕の巣に乗り込む。

【関連記事】巨人ニュース一覧