首位ヤクルトが、中村悠平捕手(32)の自身初となる1試合複数本塁打などで2位巨人に快勝。ゲーム差を今季最大の11に広げた。

まずは1回。1点を先制し、なお2死一、二塁。巨人菅野の初球、真ん中低め135キロを捉えると、打球は強い追い風にも乗ってバックスクリーン左へ飛び込む今季1号3ラン。「すごく良い投手なので1点でも多くという気持ちで打席に入りました。風の力もありますが追、加点が取れて良かったです」と好投手からの1発を喜んだ。

さらに4点リードの3回2死一塁では、同じく菅野の5球目、外角低め130キロを左中間席へ2号2ラン。プロ14年目で初の1試合複数本塁打を「風のおかげだと思いますが、入ってくれて良かったです」と控えめに喜んだ。

中村は22日中日戦(バンテリンドーム)で2本の適時打を放ち自己最多の5打点をマークしたばかり。頼もしい正捕手は2打席目までに5打点を挙げると、5回1死の第3打席でも二塁打を放ってチャンスメークした。

6回には4番村上宗隆が2試合連発となる24号2ランで追加点。7回にも2打席連発となる25号2ランを放った。投げては先発の高橋奎二投手(25)が、制球に苦しみながらも6回を100球、4安打2失点。5つの四死球を出しながらも粘り強い投球でゲームを作り6勝目をあげた。

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