楽天宮森智志投手(24)が、プロで初勝利を挙げた。1点を追う5回に2番手として登板した。「難しい場面ではあったんですけど、自分が投げることには変わりないと思うので、全力を尽くそうということだけ考えていきました」と全力投球。先頭周東を中飛、今宮を右飛。牧原大に左前打を浴びたが、柳田を左飛で1回1安打無失点。打線が直後に逆転して、白星を手にした。

ヒーローインタビューには緊張した面持ちで登場し「ああいう場は得意ではないですけど。とりあえず全力ではやりました」と苦笑い。かみながら、こちらも“全力投球”で沸かせた。昨年育成ドラフト1位で入団し、7月30日に支配下登録。プロ3戦目で念願の1勝となった。「自分の想定していたより本当に早くて、チームにもらったという感じ。感謝の気持ちでいっぱいですけど、実感はできていない」。ウイニングボールは両親に贈る予定だ。

▼ルーキー宮森がプロ初勝利。宮森は育成ドラフト1位で入団し、7月30日に支配下登録。育成出身の新人で白星を挙げたのは、13年宮川(楽天=2勝)14年万谷(DeNA=1勝)18年大竹(ソフトバンク=3勝)に次いで4人目。

▽楽天藤井(先発して4回1失点)「とにかく腕を振りました。4回はランナーを出してから厳しくいこうとしすぎてしまいました。ランナーを出しても変えずに、序盤のようなピッチングができれば良かったと思います」

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