楽天釜田佳直投手(28)が、今季初登板初先発する。16日からの日本ハム3連戦での登板を石井GM兼監督が明言。則本、辛島に続いて、3戦目での先発が予想される。

金沢(石川)から11年ドラフト2位で楽天に入団し、生え抜き11年目。13年には右肘骨棘(こっきょく)のクリーニング術と右肘にボルトを入れる手術、14年にはトミー・ジョン手術、18年には右肩ベネット骨棘(こっきょく)切除術及び後方関節包解離術と右肘クリーニング術を受けた。手術とリハビリを何度も経験。1年目の12年と5年目の16年には7勝を挙げたが、通算21勝にとどまっている。

ルーキー時代から知る小山1軍投手コーチは「肘にあれだけメスを入れていたら、なかなか自分の思うように腕は振れていないのかなと思う。その中で、今できることを彼はここまでやってきているので、ここまでの年数やれていると思います。若い、手術する前のときとなかなかマッチしない部分があるんですけど、そこはうまく経験でカバーしてくれればいいかなと思っています」と期待した。

先発陣は涌井が骨折からのリハビリで、早川はコンディション不良で2軍調整中。滝中と藤井は新型コロナ陽性で離脱。先発投手不足の中でチャンスが回ってきた。小山投手コーチは「大げさかもしれないですけど、野球人生を懸けて頑張ってもらえればいいかな」と力を込めた。好投で、19年4月21日以来の白星を狙う。

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